10月半ばから2週間ニューヨークに行ってきました。
ニューヨークには2014年から2015年にかけて1年間住んでおり、最後の訪問は約1年半ほど前。前回の訪問は1週間と短い滞在だったので見過ごしていた部分も多々あったようでニューヨークの食事情はかなり進化していました。大都市ニューヨークは東京と同様に移り変わりが激しく、新しい発見もあれば馴染みだった店が閉店しているケースも結構ありました。
細かい部分は各自追い追い掘り下げていくとして、2018年の飲食トレンドinニューヨークをざっと紹介していきます。
植物性の発酵食品

カシューナッツ由来の飲むヨーグルト

カシューナッツ由来のヨーグルト
乳製品を使用しない”デイリーフリー”のトレンドは2015年頃にはアーモンドミルクやココナッツミルクなどを中心にすでに主流でしたが、今回スーパーで目立ったのは更に進化したデイリーフリーの発酵食品。アーモンドやカシューナッツ等、ナッツ由来のヨーグルトが様々なメーカーから販売されていました。価格帯は普通のヨーグルトよりは高めで、ギリシャヨーグルトと同じくらい。
抹茶専門店
健康面でのベネフィットとフレーバーの側面からアメリカでの注目度が高い抹茶。抹茶フレーバーのスイーツだけではなく街中では抹茶を専門的に扱う”抹茶カフェ”が急増し、コーヒーのようにカフェ感覚で抹茶が頂けるようになりました。
スーパーには抹茶エナジードリンクも。抹茶のカフェインで眠気覚ましは分かるけどエナジーブースト的な効果は果たしてどうなんだろうか。
フードホール
フードホールとは日本で言うフードコートのことで、様々なジャンルの店舗が集結したフードーホールがマンハッタンだけでも至る所にありました。食の多様性はさすがニューヨーク、韓国風タコスやヴィーガン寿司など独創性の高いショップが目立ちます。オフィス街にあるフードホールではランチのテイクアウトを求めてビジネスパーソンで賑わっていました。
キャッシュフリー店舗

LESにあるアイスクリームショップ”Odd Fellows Ice Cream”
支払いはカード又は電子マネーのみで現金払いを受け付けないキャッシュフリー店舗が目立ちました。特に前述のフードホールではキャッシュフリーを謳う店舗が多く、面倒なつり銭のやり取りが無くなるので余分なタイムコストが省けます。店的にも店頭に現金を抱えるリスクや従業員によるカウントミス等が無くなるし、締め作業の簡易化にも繋がってメリット大。
脱プラスチック飲料水
スターバックスがプラスチック製ストローを排除する旨を発表して話題になりましたが、アメリカでは環境への配慮からプラスチックを問題視する声が多く、私が住んでいたオレゴン州ポートランドではスーパーや服飾店等全ての小売店でビニール袋の提供を禁止しています。味や香り等の品質維持の観点で考えると全ての飲料水に適応するのは難しそうですが、j外部環境による品質変化に影響の少ないミネラルウォーターは紙製の商品が増えてきました。値段はペットボトル製よりやや高めですが、デザインが可愛いものも多くエコを気にするセレブ層には人気のようです。
最近の日本人も食のトレンドに関して相当ミーハーだと思っていたけどニューヨークも負けてないな(笑)数年前には全く見かけなかった抹茶カフェは至る所にあったし、ホールフーズの乳製品コーナーはもはやデイリーフリー商品が中心になっていた。美味しいとか可愛いとか、そういうインパクトだけの商品は持っても数年程度で廃れていくケースが多いけど、アメリカでは何かしら健康的なメリットがある商品はブームを超えても一般的に消費されていくことが多い。例えば私が住んでいた2015年はココナッツオイルやチアシードがブーム真っ只中だったけど、それらは今でも廃れることなくスーパーで主流の商品として流通している。一方で当時ブームだったクロナッツなんかは全く見かけなかった。
そういう観点で考えると今回紹介した抹茶カフェや紙製ミネラルウォーターなんかは今後も消費量が増えていくかもしれない。今後に期待です。
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