COLUMN

乳製品不使用!進化するアメリカのデイリーフリー業界

『デイリーフリー』という言葉をご存知だろうか?

日本ではまだ馴染みが少ないが、アメリカでは近年主流になってきているデイリーフリー商品。デイリーフリーとは乳製品を一切使用しない製品のことで、牛乳やヨーグルト、チーズといった乳製品は乳成分を配合しない独自の製法で作られる。乳アレルギー持ちの人向けだけでなく、アメリカ国内で約2000万人いると言われているヴィーガン(菜食主義)の人や、肥満問題が深刻なアメリカでは高カロリーや高脂肪を気にする人、乳糖不耐性の人などターゲットは幅広い。

オーガニック系のスーパーでは牛乳やヨーグルトのコーナーよりもデイリーフリー製品のコーナーのスペースの方が大きいほど充実していて、興味深い新製品も数多く見受けられたので、今回はニューヨークの最新デイリーフリー事情をご紹介。

ナッツミルク

牛乳の代替品といえばナッツを原料にしたナッツミルク。日本ではナッツの価格も高く豆乳が主流だが、アメリカではナッツの収穫量も多く安価のため、ソイアレルギー(大豆アレルギー)にも対応したナッツミルクが一般的。

ナッツミルクの定番アーモンドミルクは様々なメーカーのものがあり、コーヒーミルクやチョコレートミルクなど種類も豊富。

珍しいものではマカデミアナッツのミルクや(パッケージデザインも可愛い)、

キヌアのミルクなんかも。

キヌアのミルクは大豆もナッツも不使用なので、あらゆるアレルギーに対応できるしアレルギーに敏感なアメリカ人には適してると思うけど、5.99ドルと他のデイリーフリーミルクに比べるとかなり割高。

ナッツヨーグルト

カシューナッツ由来のヨーグルト。『Forager』はカシューナッツ製品を中心に販売するメーカーで、ヨーグルトはプレーンの他にもフレーバーが充実。

ココナッツミルクのヨーグルト。

私はアーモンドヨーグルトにトライ。食感は若干固めでヨーグルトよりもプリンに近い感じ。生乳由来のヨーグルトと比べるとクリーミーさには多少欠けるものの、植物性の乳酸菌も摂れるしこれはいいかも。メーカーにもよるが値段的にはギリシャヨーグルトと同じくらいなので割とリーズナブル。日本でも豆乳ヨーグルトをスーパーで見かけるようになったけど、大豆っぽさがどうしても気になってしまう豆乳に比べてナッツは臭みも全くないのでヨーグルトの代替品としてはかなり上等。

ナッツの飲むヨーグルト

飲むヨーグルトもナッツ由来のラインナップが増えていた。乳飲料を500ml容量のペットボトルで飲みきるのは胃への負担もかなり大きいけど、植物由来なら口当たりもサッパリしているし身体への負担も少なくジュース感覚で頂ける。

ナッツの飲むヨーグルト。

前述のカシューナッツヨーグルトと同じメーカーのもの。

バターにチーズもヴィーガン仕様

アメリカで有名なヴィーガン・バターを展開するメーカー『Earth Balance(アースバランス)』。乳製品の代わりにサラダ油をメインに使用することでデイリーフリーを実現している。

こちらもデイリーフリー食品メーカー大手の『SO delicious』。ヴィーガンチーズはココナッツミルクやパーム油が主な原材料となっている。

私自身は乳アレルギーではないものの乳糖に対する耐性は強くないほうで、カップで牛乳を飲んだり大きめのヨーグルトを食べるとお腹が緩くなったり胸焼けがすることがある。チーズにしろヨーグルトにしろ乳製品は大好きなので、チーズやバターをデイリーフリーで代用しようとは思わないがナッツミルクやヨーグルトが日本でも取り扱いが増えてくれると嬉しい。日本人は乳糖耐性も低いし需要はそこそこあると思うんだけど、日本でナッツは希少だしどうしても価格帯が難しいところ。

乳製品の個人輸入は難しいと思うので、アメリカ訪問の際は進化するデイリーフリー商品に要注目です。

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